top of page

あさくら人物誌
建築家にあこがれ はや幾年…村長勇退後の今
澁谷博昭さん 

1.jpg

澁谷博昭さん

【澁谷 博昭 プロフィール】

◎昭和25(1950)年2月23日 東峰村小石原生まれ

・昭和31(1956)年4月(6歳)  :鼓小学校入学
・昭和37(1962)年4月(12歳):小石原中学校入学
・昭和41(1966)年4月(16歳):福岡県立浮羽工業高校 建築科入学
 高校卒業後 建築会社等 勤務(福岡市)を経て

〇昭和49(1974)年10月(24歳)
 水資源開発公団筑後川開発局(現:独立行政法人水資源機構)入局

・建築士として公団の建築業務に従事 本社建築課長補佐、関西支社建築課長等を歴任
〇平成18(2006)年:退職の約4年前に東峰村に帰村/以後住民活動に参加

建築家にあこがれ はや幾年…村長勇退後の今 :澁谷博昭さん

2.png

浦:「澁谷さん こんにちは。

取材に来ました。

村長勇退後の今を教えてください!」

澁谷:「え!今日はそんな感じなの。困ったなあぁ~はっはっはっ~いやこんな格好だしさ…」

   (しばらく陶芸の説明や作業場の様子を観察しお話を伺う)

浦:「それでは改めまして、色々とお話をお聞かせください」

3.png

澁谷:「村の活性化、村人の活躍をどう考えるかというものを僕がどう考えるかという事になるんだけど…やっぱり住民自らが誇れる村をどう創っていくかという事がカギではないかな~」


浦:「若い頃は、村を出て様々な場所でご活躍されていたと伺っていますが、ご自身のふるさとに寄せる思いはどういうところにあったのでしょうか」


澁谷:「そうね、九州を出ればね、福岡県の澁谷ですとか、もしくは小石原の伝統や岩屋神社の話をすることが多かったね。単身赴任…これは本当はイヤでしたけど、それでも僕はいつも村を思っていました。単身赴任した者でないと分からない村の本当の良さをいうものがあるんじゃないかな。ずっとこの村にいる人間には分からないものがあるはずだ。外に出てこそ、村の良さを実感する…僕の人生は、まさにそういう人生でしたね…」


浦:「澁谷さん、確か以前、『おれは大工になりたかった!』と」
澁谷:「そうそう…」(ここから話盛り上る) 

 

※映像にてお楽しみください

4.png

東峰そんみん塾の結成とその後の住民活動の流れ

~議員時代~村長就任~勇退まで~

・平成18(2006)年3月30日 井上靖子さんIT化について知事に直訴(後のそんみん塾メンバー)
 http://cat-cat.jp/sonminjuk/about.html  移動県知事室→福岡県動く・IT化の流れ加速


・平成18(2006)年7月7~8日「地域情報政策研究会」開催される
 慶応大(国領教授)、日経メディアラボ(坪田所長)他、IT関係者が多く村に来村
 
東峰村のIT(ブロードバンド)化の流れ加速
 

・平成18(2006)年11月29日「IT地域活性化委員会」発足    
 慶応大(飯盛教授)、慶応大湘南藤沢キャンパスの支援を受けながら「東峰村元気プロジェクト」が始動

 この頃 東京の六本木よりプリズムの岸本晃氏も東峰村のプロジェクトに参加
 「住民ディレクター」「インターネット市民塾」「鳳雛塾」3つのプロジェクト始まる
 

・平成19(2007)年3月5日「インターネット市民塾講座」スタート
 会員がホームページ制作に初挑戦

 

・平成19(2007)年3月10日東峰村元気プロジェクト報告会
 澁谷博昭氏 市民塾の成果を発表 http://cat-cat.jp/sonminjuk/about.html

 

・平成19(2007)年4月4日:澁谷博昭氏 東峰そんみん塾 塾頭に就任/発会式
 

・平成19(2007)年4月29日:東峰そんみん塾 最初の活動スタート
「東峰村山開き」http://cat-cat.jp/sonminjuk/200704yama1.html 参加者163名

 

・平成19(2007)年5月25日:「遠隔ディスカッションTV会議」開催
 慶応義塾150周年記念イベントの一環として、東峰村・福岡県庁・慶応大学東京三田キャンパス・湘南藤沢キャンパスを結んで、4地点の遠隔中継、高品質テレビ会議による講演会・討論会が開催される。テーマ:「グーローバル化とイノベーションー伝統産業の再生」ブロードバンド環境のない東峰村で「ITによる地域活性化プロジェクト」の様子が紹介。遠隔地を結んだ住民とのディスカッション(来賓:ボストンMITスーザン・バーガー教授)がついに実現。
  
・平成22(2010)年3月(60歳):定年 
退職後の人生:故郷東峰村の村起こしに貢献する事を決意
 この頃、「風工房・かれん」を立ち上げ 地域住民の寄り合い場所として広く開放する

・平成22(2010)年4月(60歳):東峰村会議員選挙出馬、議員当選(第1期~) 3 位当選


・平成25(2013)年9月(63歳):東峰村会議員辞職
 

・平成25(2013)年10月(63歳):東峰村長選挙出馬 村長就任(第1期~)


・平成27(2015)年4月より  『10神ACTOR S2.0』番組スタート
 平成27(2015)年8月    「東峰ムラガールズ」アンテナショップ「With +」オープン
                https://fukuoka-yokamon.com/cities/touhoumura/with_plus

・平成28(2016)年6月    『10神ACTOR S2.0』キャラクター制作開始
                いずみ館にて10神アクターライブ→
その後ムラガールズ・村長らによりキャラクター選考会実施

                公認キャラクター“とほっぴ”誕生のへの流れへとつながる
・平成28(2016)年7月    【10神ACTOR S4.0】 関岡マーク氏に注目が集まる

2016年末~ 福岡を拠点に活動していた男性アイドルグループ「10神ACTOR(テンジンアクター)」のメンバーが、テレビ番組の一企画で東峰村のご当地キャラクターをデザインする(村長テレビ出演)

・平成29(2017)年3月    ウォーキングマイレージ事業スタート

・平成29(2017)年7月5日「九州北部豪雨」発生 村は甚大な被害を受ける 
 
ゲストハウス・アクアクレタ(旧小石原小廃校活用プロジェクト)立上げ、弓道場・ほうしゅ楽舎再建、岩屋キャンプ場リニューアル、JR日田彦山線復旧~BRTによる沿線地域の振興策、駅舎再建、橋、橋梁復旧他、災害復旧活動の陣頭指揮にあたり、多くの自治体、メディアの注目を集める。 
https://www1.g-reiki.net/vill.toho/reiki_honbun/r158RG00000485.html


・平成29(2017)年7月15日  関岡マーク氏再び村を訪問/ボランティア参加
・平成29(2017)年9月14日  ふるさと観光大使に上野恵梨奈さん就任
                https://www.facebook.com/toho.village.kikaku/posts/857453607764294/

・平成29(2017)年10月(67歳):東峰村長当選 (第2期~)
・平成30(2018)年2月    「とほっぴ」正式に公認キャラクターになる
・平成30(2018)年3月    東峰村-バーチャル村民 第1号に関岡マークさん選出(ウォーキングマイレージ事業スタート)

・平成30(2018)年5月   復興どんたくの一環として「博多どんたく」パレードに参加表明
・平成30(2018)年8月   復興祈願祭「東峰村どんたく」開催
・平成30(2018)年11月  「村のヒーロー☆未来」GO!!」と題したコンサートが開かれる
・平成30(2018)年11月  九大アジア防災研究センター長 三谷泰浩教授らによる「東峰村災害伝承館」オープン

・平成30(2018)年3月   「ほうしゅ楽舎」再建検討委員会 設立/中原復興住宅 建築工事着手
・平成31(2019)年7月   「岩屋キャンプ場」リニューアルオープン
              「古民家ヴィラ あんたげ」開業 
https://www.sinkweb.net/2019/07/7112.html
・平成31(2019)年11月  「第33回筑後川フェスティバルin東峰村」誘致
               https://www.sfwater.or.jp/archives/001/201910/R1chikugogawafes.pdf
・平成31(2019)年12月  自治体負担のない鉄道復旧を求める要請書を小川洋同県知事に提出

              (日田彦山線の完全復旧を求める会/片岡拓之代表世話人)
・令和2(2020)年2月   JR日田彦山線の地元負担のない鉄道復旧を求め、JR九州の前田勇人副社長に署名簿を提出

              (日田彦山線の完全復旧を求める会/片岡拓之代表世話人)
・令和2(2020)年3月    福岡県議会にて日田彦山線復旧基金求める決議案可決
・令和2(2020)年5月25日 日田彦山線の振興に基金10億円 福岡県が予算案計上へ
・令和2(2020)年5月27日 「断腸の思い」
               JR日田彦山線のBRT案受け入れ 澁谷村長、苦渋の決断
・令和2(2020)年9月   「日田彦山線復旧問題対策協議会」を設置
              沿線地域振興策の基本構想検討スタート
・とうほうTV - 東峰テレビ開局10周年記念特番 
(ライブ中継/村長テレビ出演)
 https://www.facebook.com/tohotv/posts/3458815130863195/
・令和3(2021)年2月27日 九州大学 地域政策デザインスクール 政策研究発表会 開催
・令和3(2021)年3月   日田彦山線沿線復興シンポジウムで木下敏之教授による基調講演(ホテル日航福岡)約180人が参加
・令和3(2021)年4月   とほっぴとおでかけ!ARフォトコンテストスタート
・令和3(2021)年4月   アクアクレタ(旧小石原小廃校活用プロジェクト)開業
・令和3(2021)年5月9日  宝珠山弓道場 竣工式

 千代丸敷地内にあった「弓道場」が平成29年7月5日の九州北部豪雨災害により全壊したため、東峰自然公園内(いぶき館前)に再建を果たす。

東峰村宝珠山地区は昔から弓道が盛んな場所で明治-昭和初期に活躍した佐々木菊太郎範士九段の出身地で福岡県の弓道発祥地の一つとも言われている。
・令和3(2021)年5月31日 エフコープ生活協同組合の支援を受けつづみの里農産物直売所に「とうほう百貨店」オープン
・令和3(2021)年10月    先端技術を活用したDX体験イベントを3カ所で開催

 ① 東峰村「小石原焼伝統産業会館」
 ② 東京:福岡県アンテナレストラン「福扇華」
 ③ オンライン:特設サイト(http://dxfukuoka.jp/

・令和3(2021)年10月   東峰村応援団員の募集始まる
・令和3(2021)年10月   サンピットバリューの支援を受けた実証実験の結果を踏まえ、村独自の移動スーパー事業始める

 (移動販売車:とほっぴ号)

・令和3(2021)年10月(71歳):東峰村長任期満了にて辞任
(8月末 選挙不出馬を表明/在職期間:2期8年)

 各界からは村長三選を望む期待の声も大きかったが、一身上の都合により政界を引退。
 後継候補として副村長眞田秀樹氏(58歳)を推薦。589票を取り眞田氏は圧勝。
 投票率は82・78%。当日有権者数は1731人(村選管調べ)

 

・令和4(2022)年2月(72歳):
議員時代から計画していた陶芸を極めるべく工房を復活
風工房“かれん”のリニューアルオープン(2月初旬)に向けて現在奥様と準備を始める

bottom of page